KHJ高知県やいろ鳥の会

このページを印刷 このページを印刷

私たちの声


~ひきこもり整体師のひとりごと~

令和5年2月第16回

自己紹介:楠永洋介

小学校3~4年を不登校、次いで中学校1年2学期~2年生を不登校、義務教育期間中は正味5年程しか登校していません。定時制高校を卒業後、進学、卒業を拒否して祖父の遺したお金でネットスクールや、ワークショップ、FXなどを経験してお金を溶かしました。なんやかんやあって結婚後、2人の子供を授かる。現在、農業、整体業、塾講師等で生計を立てる。

高知では稀に見る積雪があり、アチラコチラで転倒などの事故をお聞きします。みなさまもどうかおきをつけください。ではでは今月もひとりごとです。今月はその時々に思ったことを日記に残しました。宜しくお願いいたします。

2022/10/27

自分の知る事、知らぬ事を丁寧に見ていくとホントは知らないことが沢山ある。例えば空を1つの白い粒が横切っていた。飛行機である。そう思う。しかしよく見てみると、裸眼で0.9程度しかない僕の視力ではその白い芥子粒を飛行機だと認識するのは不可能であった。このことに本当に驚いた。

 

2022/11/01

You Tubeで企業と求職者を繋ぐ会社の広告を聞いていた。「人材発掘」という文言が用いられて広告されていた。ふとあることを思い出す。ゴールドラッシュと言われる時代があった。人々は金鉱を求めて鉱山に働きに出た、取り尽くされた金のあとに何が残ったかといえば「ツルハシを鉱夫に売った商人」だったそうだ。

2022/11/24

車1台が通れる田舎の細い道の避け場で僕は対向車を待つため車を寄せる。一匹の黒猫が僕と対向車の間に座る猫、黒い身体に金色の瞳の美しい猫だった。見惚れるように見つめるとピタリと目が合う。猫は次にどう動こうかと当惑しているようだった。なんだか一歩間違うとこの猫は死んでしまうような気がし始める。猫の背後から対向車が迫る、猫は動かない。このまま僕が猫に気を向けていると猫は動かないと思い視線を外す。その瞬間猫は走り出し、猫は無事だった。

2023/01/04

小学校来の友人家族と実家に集まり遊ぶ。ふとした切っ掛けで、お互いの嫁さんが、猫の喪失について話し合っていた。猫のいない寂しさを共有しあう彼女らを見て、これってピアだよなー。と感じ入る。二人共亡くした自分の猫を思い、涙している。そのような人が友達のパートナーとして存在していることにとてつもない縁を感じた。

2023/01/06

土佐弁の時制についてラジオで紹介していた。雨を例に。

・「降った」(過去)・「降りよった」(過去進行)・「降っちょった」(過去完了)

・「降りよったが」(過去完了進行)・「降る」(現在)・「降りゆう」(現在進行)

・「降っちゅう」(現在完了)・「降るろう」(未来形)

「・降りよるろう」(未来進行形)※これは「降りゆうろう」という表現で未来進行、あるいは推測を表すのが馴染み深いが「降りyorurou」←のorが前後に吸収されて消え、混ざり、「降りyuurou」に変化したものだと思えるので同じ表現かも知れない。とはいえこれ程細かく時制を区切る土佐の人間の感覚は恐らく高知人の刹那的な人間性、あるいは身体性と言ってもいいモノに支えられるものではなかろうか?と思う。※後の調べで時制とは「過去、現在、未来」を表すもので、「進行、完了、不完了」は「相」と表されるそうです。

2023/01/17

近頃言語学なんかの話を聴いている。言語から認識への影響。あるいはその逆。認識から言語への影響に興味が出てきたから。というかそれを聴くに従いというのが正確だけど、前提。言葉は「ある概念そのものを定義する」ものではないという。正確に定義するなら言語は「ある概念とそれ以外を定義する」という。解説すると当たり前なのだけど、つまりはこういう事である。僕らは「犬」と「犬でないもの」を分ける事で「犬」を定義、認識している。「犬」という言葉は犬そのものを定義できない。「犬とはなんですか?」と犬を知らない人に問われて「四足獣で、全身が毛に覆われていて…」と言葉を尽くしたところで、狼を指して「あれも犬ですね?」と問われると、「うーん」。としか言えない。つまりは僕は犬そのものを認識しているのでなく、犬と犬以外を知ることで犬を定義、認識しているのだろう。

2023/01/25

 つまるところ言語は概念輪郭線をつかさどるもので、その言語話者が感覚するものを大きく反映していると思う。最近は英語の学習を少ししていて、英語の熟語に素敵だなと思う言葉がある「Sense of wander(センス・オブ・ワンダー)」と言われるものであえて日本語に直すなら「自然の現象に目を見張る感性(特に子供に対して用いられているイメージだ)」なのだけど、当然日本語にそのまま当てはまる言葉は存在しない。その言葉に英語話者達が大事にするものが顕れているようで、自分も子育てに関わるものとして、Sense of wanderはとても大事にしたいと思う。

御案内

感想、質問頂けると励みになります。また仕事の依頼(整体等)頂けると生きる糧になりましょう。整体に関してはホームページ等覗いて見てください。

緑陰整体指導研究室

ホームページ

https://ryokuinseitai.business.site/

ご意見、ご感想、ご依頼は下記にお願いいたします。

電話番号

090-4979-6409

メールアドレス

ryokuin.seitai@gmail.com

固定ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

Copyright © 2010-2020 KHJ高知県やいろ鳥の会. All rights reserved.