KHJ高知県やいろ鳥の会

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私たちの声


~ひきこもり整体師のひとりごと~

令和4年3月第5回

自己紹介:楠永洋介

小学校3~4年を不登校、次いで中学校1年2学期~2年生を不登校、義務教育期間中は正味5年程しか登校していません。定時制高校を卒業後、進学、卒業を拒否して祖父の遺したお金でネットスクールや、ワークショップ、FXなどを経験してお金を溶かしました。なんやかんやあって結婚後、2人の子供を授かる。現在、農業、整体業、塾講師等で生計を立てる。

お久しぶりです。楠永です。みなさまお変わりないでしょうか。年は明けましたが、まだまだ忙しい時期が続きます。今月もやっていきましょう。

原稿が進まない

やっていく。と、言っては見たものの今月は全く原稿が進みません。ネタはあるけど全然整然としません。まあよくあることなのですが大体こういう時は何か終わらせていない仕事がある時なのです。で、省みてみると、ありました。確定申告です。ここから先は僕が20歳代半ばから初めて確定申告をしたのち、自分で調べたり、人に聞いたりして形成された知識で書くので間違いや誤解も多くあると思うので鵜呑みせず、興味を持った方は改めて自身でしらべていただくようお願い致します。

終わらない宿題

成人後、「勉強」「宿題」等から解放されたと思っていましたが、確定申告という年一の宿題が出現しました。これには「医療費の証明」「社会保険料の証明」「源泉徴収の記載された書類」という「お手紙」が必要で何時来るか分からないそれらを大事に保管しなくてはなりません。物を無くすのが何より得意な自分としては(これが大事な書類だという認識も無かった!)、難しい要求と言えました。今はでかいファイルを一つ用意して確定申告に必要な書類は全部ファイルに放り込むようになりました。

こんなに大事なことなのに

僕は確定申告というもののシステムを誰かに教えてもらった事がない。いや、もちろん折に触れて教えてくださった税務署の方や、事業所の事務局の方はおりましたが、「累進課税法ってのがあってね‥」。なんて事からは教えてくれません。というか、あんなのをサラリと教えられる訳がないと思うのですが、まあ中学校の公民の授業で一瞬出るようですね。どちらにせよ「脱税」だの「督促状」だの言われてもイヤなので、必死で文章を読んで自分なりの認識を作っていきました。乱暴に要約した僕の言葉で言うなら税務署は「お前が得たお金を全て書き出せ、あと控除対象の費用もな」とのことらしい。という結論が出た。僕の認識で言う控除対象の費用とは「医療費」「社会保険料」の事らしくまあ十把一絡げに言うと「最低限生きていくのに必要な費用」と言えなくもないものです。あとは収入から他に基礎控除やら、家のローン、配偶者控除、等々いろいろな金額をさっ引いて。残ったものが課税所得になり、これに『所得税』がかかってきます。健康保険料もここで決まる、らしい。まあつまり直接手渡しなんかで給料もらっていたので調子に乗ってバリバリ浪費すると3月過ぎて所得税が払えん。みたいな事も考えられる訳ですね。これを書いていると、ホンマにこんなシステムで良かったんけ?という気持ちになります。それだけ(僕にとっては)複雑なシステムだ、こんなに大事な事なのに義務教育期間中一回も「働いて給料もろうたら納税せないかんぜー」。みたいなことを聞いた覚えがない。僕が聞き逃したのではないとしたら、憤ってもいいですよね?

締め切りが迫った時こそ

 こんな風にやらないといけないこと、用事が溜まると生来持ち合わせた先延ばし癖が顔を覗かせる。とりあえず確定申告は3月15日が締め切りなので置いておくとして、この原稿の締め切りが月末5日前なので、2月は23日が締切。これを書いているのが2月24日なので…。今日中に仕上げないといけませんね♪こんな時こそ僕の興味アンテナは感度ビンビン。やらなければいけないことはそっちのけで楽しそうなモノ、コトに目移りしてしまいます。

最近興味深かったYouTubeの動画は高知県南国市の土佐弁コテコテのおばあちゃんの日常会話を書き起こした言語研究の資料動画や、古代の日本語の母音変化、ないしは日本語の起源、言語学における他言語同士の言葉の借用の話。趣向は変わり、ガチタンバリン奏者の『大石竜輔』さんの演奏。この人は本当に面白かった、アラブタンバリンと呼ばれるタンバリンを両手の十指で軽快かつ繊細に様々な音色を紡ぎだすその姿は「タンバリンの演奏者なんて居るわけがない」と無意識に思ってしまっていた自分を恥ずかしく思うのに充分な姿でした。さらにある会社から販売されている大きなタンバリン(らしきもの)の解説、評価をする動画も面白かった。「中にはビーズが入っています。音はこんな感じ…ビーズの無い同じくらいのタンバリンの音はこんな…。チューニングはここでします、改造するならここをばらします。その際の注意点は…」今まで全く想像だにしなかった世界の話に僕はひたすら「へぇ」と興味津々に聞き入った。

そのあとは彼が実際に演奏する様子や、彼が初めてベースを持って演奏する様子(エレキベースには『スラップ』と言われる奏法があり、タンバリンを叩く彼の技術がかなり応用出来るようだった)。他にもバランスボールに股がりその股下のバランスボールを叩き奏でる姿。とにかく弘法筆を撰ばずを地で行くような彼の技術に終始僕は舌を巻き、目を輝かせた。

そして彼の動画の興味をそそられたものを一通り見終わり、居間の傍らに置いてあるギターを抱え最近思い出した時に練習している『スタンド·バイ·ミー』を弾いてみる。誰もが一度は聴いた事があると思うスティーブン·キング原作のあの映画のテーマソング、「トドゥツン、ンチャッ」というウッドベースとスラップ音で構成されたあのイントロを自分で奏でてみる。先程みたタンバリン奏者の彼のイメージを感じつつ演奏する、以前より良く音が聴こえる。もっとこうかな?ああかな?と工夫してイメージと音の差を詰めていく。これもまた音をクラフトするということかも知れない。「ふむふむ、なるほど」と納得してギターを定位置に戻し、椅子に深く腰掛けこう思う「いや原稿書かなきゃ」。

御礼

ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます。無事書き終わりました。3月の月例に間に合っているかは…わかりませんが、現在2月24日の22:53です。坂本会長お待たせいたしました。今からメールで送ります。来月はもっと余裕を持ったスケジュールで送ります。

今回の蛇足の塊のような文章ですが、感想、質問頂けると励みになります。また仕事の依頼(整体等)頂けると生きる糧になります。整体に関してはホームページ等覗いて見てください。

緑陰整体指導研究室

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